舌のトラブルについて

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。新年の挨拶が遅くなりましたが今年も皆さんよろしくお願いします。

蛇年ということで縁のある愛宕神社に初詣に出向き今年一年のお願いをしてきました。2025年がさらなる飛躍の年となるように日々の診療に励んでいきたいと思います。

さて今回は舌のトラブルについて説明していこうと思います。

最近舌がピリピリする、味が感じづらいなどの問い合わせをうける機会が増えています。

原因としてまず最初に挙げるのが口腔乾燥症です。お口の唾液量が減少することで口腔内が乾き、細菌の増殖が起きることで痛みなどを引き起こします。加齢とともに唾液量は減少するため積極的に水分補給をしたり口の中を潤すようにしていきましょう。

次はカンジダ症です。真菌が主に舌の上に堆積することで舌がピリピリした痛みを引き起こします。舌を出して白くなっているとまずはこれを疑います。まずは口腔内を清潔に行います。ブラッシングはもちろんのこと、うがい薬も併用して舌の汚れを中心に落としていきます。高齢者になると入れ歯にも汚れがたまるとカンジダ症になりやすくなり義歯ブラシを使い日々の洗浄とあわせて入れ歯洗浄剤も毎日使用するようにしてください。

次に挙げるのが味覚障害です。甘味、苦味などが感じづらくなります。原因としては亜鉛、鉄分、ビタミンが不足して起こるため栄養の偏りや不足がないようにバランスのとれた食事をとるようにしましょう。ストレスによっても起こるためなるべく規則正しい生活をおこない自律神経が乱れないように心掛けましょう。加齢でも味蕾の数が少なくなることで味覚が低下することも報告されています。長期に渡り薬剤を服用されている方にも起こるため担当医との相談のもと薬の変更などを検討してもいいかと思います。最近だと新型コロナウイルスに感染することによる臭覚異常、味覚障害も報告されています。

このように口腔乾燥症、カンジダ症、味覚障害に関して前半では話をさせてもらいましたが今、舌に関してお悩みやお困りの方はまずはかかりつけ医での相談から行ってみてはどうでしょうか。

診察、診断が難しい場合には大学病院を紹介し、より詳しい精査や加療を依頼できるような連携をとっていますので一度ご相談ください。

歯科以外にも舌のトラブルも考えられるため後半ではその説明に入ります。