こんにちは、歯科衛生士の小野寺です。
あけましておめでとうございます🎍
みなさんは年末年始、いかがお過ごしでしたか?私は実家に帰省し、一年の疲れを癒してきました☺️
休暇で地元に帰省するたびに新しい建物が立っていたり、お店がなくなっていたり…寂しい気持ちと驚きの気持ちがありつつ、これも田舎ならではなのかなと思いました😢
さて今回は、歯磨剤(歯磨き粉)についてお話ししたいとおもいます。
みなさん、歯磨き粉の成分表は見たことはありますでしょうか?成分表にはなにやら難しい横文字がいくつも書いてあり、どんな成分か気になったことがある方もいるのではないでしょうか?
歯磨き粉は“薬効成分”と“基本成分”で構成されています。薬効成分はむし歯や歯周病を予防する作用、基本成分は洗浄効果を上げるための作用ががあります。今日は薬効成分をピックアップしていきたいと思います。
◆むし歯になりやすい方は、みなさんもご存知の通りのフッ素の他にモノフルオロリン酸ナトリウムやイソプロピルメチルフェノール(IPMP)などがむし歯予防に効果があります。
その他
塩化セチルビリジニウム(CPC)
トリクロサン(TC)など
◆歯周病に悩んでる方や予防がしたい方には、むし歯への薬効成分と同様に殺菌作用をもつイソプロピルメチルフェノール(IPMP)や塩化セチルビリジニウム(CPC)も効果があります。
その他
トリクロサン(TC)
塩酸ビリドキシン
酢酸トコフェロール
グリチルレチン酸
トラネキサム酸
塩化ナトリウム
これらは歯の表面の歯質を強くする効果のほか、むし歯菌や歯周病菌が及ぼす悪さを抑制するための殺菌作用、血行促進作用、抗炎症作用や出血防止が目的です。自分にあった歯ブラシを選ぶ他にも症状にあった歯ブラシを選ぶこともお口の中の環境を改善していく方法の一つなんですね🦷✨
ちなみに…歯磨き粉での予防効果を最大限に発揮するためには自身での『歯磨き』がとても重要になってきます😲
歯の表面、歯ぐきの周りに歯垢が蓄積した状態で予防成分を塗っても歯垢が妨げとなって歯や歯ぐきに成分が行き届き難くなってしまい効果は半減してしまいます。そのため、歯磨き粉の成分を効果的にするには正しい歯磨きの方法をとっていくのが大切です🪥
また、夜寝ている間には唾液が出る量が極端に減少してしまいます。唾液にはお口の中の汚れを洗い流す効果もありますが、唾液がでる量が減ってしまいますと細菌が繁殖してしまう原因になってしまうんです😵
それを防ぐためにもお口の中の歯垢を減らしておくことが必要であることを知っていただけたらと思います!