むし歯

こんにちは!歯科衛生士の小野寺です。

早いことにもう2月が終わりましたね。

去年の今頃は試験に向けて勉強をはじめて忙しかったのを思いだしました。私は学校の授業や学期末試験など真面目にうけるほうではなかったので、勉強の仕方には苦戦したのを覚えています。試験内容のリサーチの仕方も知らずに、教科書の内容を広範囲にあてずっぽうでするのでなかなか覚えられなかったのも思い出です。

さて、もうすぐ春ですね。

3月になり、お子さんがいる方はすでに春休みに入っているのではないでしょうか。長期休暇になるとお家時間がふえ、おやつやジュースを買いだめしてしまうお宅も多いかと思います。

そこで、今日はむし歯についてお話ししていきたいと思います!🦷😈

◆むし歯の原因とは?
むし歯の原因とは、食事の際に歯の表面に付着する“プラーク”です!プラークとは「歯垢」のことで、細菌の塊からできています。

◆どうやってむし歯になるのか?
プラーク(細菌)が食事に含まれる「糖」を代謝することで、歯の表面をとかす「酸」を分泌します。この酸によって歯の表面が溶かされている状態が進むと、皆様がよく知る「むし歯」になります。もともとが、酸性の食べ物や飲み物にも注意が必要です。

◆むし歯のレベルについて
むし歯にはCO、C1、C2、C3、C4とむし歯の進行状態によってレベルが分かれています。

CO…要観察歯のことで、むし歯になりかけの歯のことです。白い斑点が見られ、表面がザラザラし始めます。フッ素塗布がおすすめです。

C1…歯の表層(エナメル質)のむし歯のことです。エナメル質にとどまっているため痛みは感じにくいですが、小さな穴や黒い点に見える状態です。経過を見ることもできますが、白いプラスチックによる処置もできます。

C2…むし歯がエナメル質の内側の「象牙質」まで到達した状態です。象牙質には歯の神経が入り込んでいるため、冷たいものなどによる刺激によって染みる症状が出始めます。白いプラスチックによる処置が行えます。

C3…むし歯がさらに内側の神経に到達した状態です。ズキズキとした痛みを感じ始めます。
神経の治療が必要になります。

C4…むし歯によって歯がもろくなり、根っこだけの状態です。神経が死んでしまうため、痛みを感じなくなります。この状態になると抜歯をしなければなりません。

◆むし歯になりにくくするためには?
むし歯になりにくくするためにはおやつや食事の量を減らすのではなく、時間が大事になってきます。食事をするたびに細菌が糖を分解することで酸が分泌されるため、お口の中が酸性になります。これをされるためには、決まった時間に食事をとることが大切です。いかに酸性の時間を減らすかが重要です。