新学期に向けての注意事項について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。3月26日は仙台では台風並みの強風で全国ニュースにもなりましたね。ちょうどその日は家族で東京観光に行く予定で上りは順調に東京まで行くことはできましたが下りでは運転見合わせや遅延の影響をうけ急遽ホテルに一泊し27日の朝一番の新幹線で仙台に戻りました。とんだドタバタの一泊二日になりました。

さて今回は卒業や入学で新しく環境が変わることでの歯の注意事項について説明していきます。

まずは幼稚園に入園されるお子さんについては、平均3歳までに乳歯が生えそろうため上下合わせて20本の歯数があるか重要です。乳歯は永久歯に比べて歯の構造が脆いため保護者の仕上げ磨きや歯科医院でのフッ素塗布、お子さんご自身でのぶくぶくうがいの練習を協力的に行うようにしましょう。

稀に癒合歯といった歯と歯がくっついた状態や先天欠如といった乳歯の本数が20本より少ない状態や矮小歯といった乳歯が小さくなった状態など確認されることがあります。経過観察をしていくことが多いですが後に生える永久歯に影響がでないか、かかりつけ医での確認も念のためお願いします。

次に小学校に入学されるお子さんについては、上下の前歯が乳歯から永久歯へと生え変わる時期なので特に下の乳歯の前歯が動揺したり永久歯になっているのか確認します。さらに下の奥歯に6歳臼歯とよばれる第一大臼歯も頭をだしてくるため早めにフッ素を塗布したりシーラントで埋めるように予防していきましょう。

中学生に入学されるお子さんについては、一次成長が順調に起きているのか、つまり乳歯から永久歯に前歯から奥歯まで生え変わっているのか確認します。成長期に入るため歯の成長にともない歯肉炎も起きやすくなるので最後方臼歯の遠心のブラッシングが重要になります。前歯の歯並びが気になる場合は矯正治療の適応にもなります。

高校に入学されるお子さんについては、歯の成長に加えて顎の成長も起き完成に近づきます。親知らずも完成してくるため特に下顎の親知らずは斜めや横向きに向かって生えることが最近の傾向では多くみれるためレントゲン撮影をおこない親知らずの本数や報告について把握しておくことが大切です。

このように新しい時期では年齢別にお口の変化や成長が色々みられるため歯科検診での項目にチェックがはいる場合は歯科医院での相談をおこなうようにしましょう。