こんにちは。
仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。もう少しで仙台の桜も見頃をむかえるみたいですね。三寒四温で日中は過ごしやすくなっているため来月のお花見が楽しみです。さらに個人的にはプロ野球が開幕し今年も楽天生命パークで観戦できる季節の到来が嬉しく思います。
さて今回は歯肉炎と歯周病について説明していこうと思います。まずは歯肉炎とはプラークが歯の表面についてくることによって歯肉が赤く腫れて炎症を起こしブラッシングをおこなうと出血などが起こる状態です。
歯周病とは歯肉が腫れたり出血するだけでなく、プラークや歯石によって歯を支える骨が溶かされ歯肉も痩せてしまう状態です。
歯肉炎では歯肉は腫れていますが骨はまだ痩せていなく歯垢や歯石を除去しブラッシングを適切におこなうことで改善が期待できますが歯周病では歯肉の腫れに加えて骨が痩せてきているため、歯垢や歯石の除去に加えて動揺歯の固定や進行具合によっては外科処置もあわせておこないます。
主にお口の中の細菌の増殖によりおこる症状のため、いかに歯周ポケットの細菌数を減らすかが治療のポイントになります。ご家庭でおこなうブラッシングでは歯周ポケット深くまでは汚れがとれないため歯科医院でおこなうスケーリング、ルートプレーニングを定期的に処置していきます。
最近では細菌以外で外傷性咬合のような歯と歯が噛み合った際に全部が均等にあたらず歯の一部分に強くあたる状態で歯や歯肉に負担がかかり歯では咬耗が歯肉では歯周ポケットが深くなる報告もあり、口呼吸が癖になっているとお口の中が乾きやすい状態となり唾液の緩衝能が低下することで結果歯周病の進行が進んだり、食生活でも歯ごたえのあるよりもやわらかいものを好んで食べるのが習慣化することで噛んで出るはずの唾液の量に影響がでると言われます。
歯肉炎、歯周病ともに予防となるのが普段のブラッシングです。柔らかめの歯ブラシで汚れがたまりやすい歯と歯の間や歯と歯肉の間を念入りに、かつデンタルフロスや歯間ブラシも併用するようにしましょう。就寝前の含嗽薬も細菌数の増殖をおさえてくれます。歯周ポケットの汚れは歯科医院で行うスケーリングで落とし、食生活の改善にも一度目を向けてみてください。
何かご質問やご不明点があればお問い合わせください。よろしくお願いします。