こんにちは!歯科衛生士の松田です☺️
このたび4月から仙台つつじがおか歯科で勤務することになりました。まだまだ至らない点が多いですが、これからたくさん経験を積み、皆さんに寄り添い、信頼される歯科衛生士を目指して頑張りますのでよろしくお願いします🙇🏻♀️✨
今回は、脱灰と再石灰化についてお話していきたいと思います!
むし歯の原因は実は磨き残しだけではありません!むし歯になる原因には「お口の中の酸」も深く関係しています🦷👿
そのしくみをわかりやすく表したのが、「ステファンカーブ」と呼ばれるグラフです。
■ステファンカーブってなに❓
私たちが食べ物や飲み物を口にすると、お口の中のむし歯菌が糖を餌にして酸を作り出します。その酸によって、歯の表面のカルシウムやリンが溶け出すことを「 脱灰 」といいます。
一方で、時間が経つと唾液の働きによって酸が中和され、歯の表面が修復されていくことを「 再石灰化 」といいます。
この2つのうち「脱灰」のみがどんどん進んでしまい、最終的に歯自体が欠けてきてしまうといわゆる「虫歯」になってしまいます。
このお口の中のサイクルを表したのが「ステファンカーブ」と呼ばれるものです。
■ ステファンカーブで見る歯の危険ゾーン‼️
下のグラフでは、食べた直後にお口の中のpH (酸性度)が急激に下がり、酸性に傾きます。
このとき、pHが5.5以下になると歯の表面が脱灰を始め、むし歯のリスクが高まります。
その後、唾液の力や歯磨きをして汚れを落とすことでpHが少しずつ元に戻り、やっと再石灰化が起こって歯が元の状態に近づきます。
■ どうして”ダラダラ食べ”が危険なの❓
ステファンカーブを見るとわかるように、1回食べるたびにpHが下がり、回復するのに時間がかかります。
もしお菓子や甘い飲み物を長時間ちょこちょこ摂ると、ずっと脱灰ゾーンにとどまる時間が長くなり、歯が再石灰化する間がなくなってしまいます。
■ 歯を守るために大切なこと‼️
①間食の時間を決める(ダラダラ食べを避ける)
②食べたらお茶やお水でお口をゆすぐ
③フッ素入り歯みがき粉を使う(再石灰化を助ける)
お口の中では、食べるたびに「 脱灰 」と「 再石灰化 」がくり返されています。
このバランスが崩れると、むし歯が進んでしまいます
😞🌀
ステファンカーブを知っておくと、「食べ方」や「歯みがきのタイミング」が歯を守るカギになることがわかります。
毎日の小さな習慣が、歯の健康に繋がります!✨