こんにちは。
仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。最近週末は天気に恵まれず曇や雨の日が多いですね。5月24日は仙台市内の小学校は運動会が開催されたと聞きました。私が小学校の頃は10月にあったため春の開催が新鮮に感じます。6月にはいると梅雨入りするので、せめて週末はカラッと晴れた1日がほしいです。
さて今回は唾液検査での項目で注意が必要な事項について説明していこうと思います。唾液検査で分かる項目として
1、歯の酸性度
虫歯菌の強さを知る指標となり、虫歯のきっかけとなるミュータンス菌と虫歯の進行に関係するラクトバチラス菌が糖をとりこみ酸を算出し歯の脱灰が始まります。
正しい歯磨き習慣を身につけて磨き残しがないようにフロスや歯間ブラシを使いましょう。食事の回数や間隔も決めた時間におこなうように心掛けキシリトールガムをとることで予防をしていきます。
2、唾液の酸性度
お口の中は唾液の働きによって中性に保たれていますが食生活の影響で酸性度の高いものをとることにより酸性に傾く時間が長くなり結果虫歯になりやすい環境となります。
ph5.5より低い飲食物を極力さけて、こまめにうがいやお水で酸性になる時間を少なくしていきましょう。抗菌効果を期待してフッ素をとりこむのも予防に有効です。
3、緩衝能
食後に酸性に傾いたお口の中を中性に戻す力が弱いと虫歯になりやすくなります。
よく噛む習慣を身につけ一口30回は咀嚼し唾液を積極的にだしましょう。お口の中が乾燥しないようにガムを噛んだり水分補給をするのも有効です。就寝前の歯磨きやうがいも忘れずにおこないましょう。
4、白血球、タンパク質
歯肉が炎症をおこしていると唾液中の白血球の数値が多くなり歯周病がまさに進行している状態です。歯肉が出血しているとタンパク質の数値が高くなる傾向があります。出血傾向は初期の歯周病の炎症の所見となります。
歯周ポケットを歯ブラシや歯間ブラシで清掃し衛生士が行うスケーリングやルートプレーニングもあわせておこないましょう。生活習慣病のある方は改善が必要となり飲酒や喫煙は控えるように生活を改めるようにしましょう。
以上今後唾液検査をおこなった際に上記の項目の数値が高い方はそれに応じた治療や予防をおこなうように担当医と衛生士からの指示をうけてください。
何かご不明な点があればお問い合わせください。