フッ素効果について

こんちには。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。上半期がもう少しで終わりますね。毎年毎年時の流れが早く感じるようになりました。下半期もこの調子であっという間に過ぎるのかなと思いながら2025年を過ごしています。

さて今回はフッ素について説明していこうと思います。フッ素は自然界のほとんどのものに含まれる歯や骨を丈夫にする物質です。ただ普段の食べものや飲みものだけではつい不足になりがちです。

歯を強くすることは生活の向上にもつながります。これから夏休みにはいるお子さんにとっても大切な事なので毎日の歯ブラシを加えてキシリトールガムを噛んだりタブレットを補給して虫歯にならない効果的なケアをしていきましょう。

年代別にみてもお子さんのフッ素塗布は大変重要で歯が虫歯菌に侵食されやすい時期の未熟な状態でフッ素効果で耐酸性をつくります。一般的に歯が萌出すればフッ素塗布の対象となりますのでお子さんの歯の成長をしっかり観察していきましょう。

妊娠中の方にも母から子へ口移しで食べものを与えることは同時にお口の中の菌も子供に移す形となってしまいます。妊娠中から正しい知識を身につけて虫歯になりにくい環境作りをするように気をつけましょう。

中高年世代も一般的に歯周病が進行しやすい年代ではありますが同時に虫歯に罹患しやすい時期でもあるため歯と歯の間や歯と歯肉の境目を入念にブラッシングし、フッ素塗布で予防していきましょう。

高齢者世代では歯肉の退縮にともない歯の根元のセメント質が露出しやすくなります。一度痩せてしまった歯肉や骨は回復するのが困難でありエナメル質や象牙質に比べて虫歯になりやすくなり、根面カリエスになると冷たいものや温かいものでしみてしまうため積極的にフッ素で強化しておきましょう。

このようにフッ素はあらゆる世代にとって大切なものであり特に歯の萌出時期から保護者の仕上げ磨きにあわせてフッ素塗布をおこなうことで後の幼少期や学童期の虫歯のリスクをさげ将来的には歯周病の予防効果にもつながりますのでこの時期にまずは検診からフッ素の重要性について一緒に学び日常生活に活かしていきましょう。

何かご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

よろしくお願いします。