唾液の働きとは??

みなさんお久しぶりです☀️

歯科衛生士の幸坂です最近は35℃超える日が続いて毎日汗だくですよね、

熱中症にならないようにしっかり対策をしましょうね💦

最近は休みの日でもダラダラするのは勿体無いなと思い割とアクティブに活動してます!

この前初めて小岩井農場に行ったのですがソフトクリームがおいしくて本当に感動しました🥹

今まで食べなかったのが損していましたー!

さて今回は唾液と虫歯の関連についてお話しします

🔬唾液のpHとは?

pH(ピーエイチ) は、液体が「酸性」か「中性」か「アルカリ性」かを表す数値です。

  • pHの値は 0~14 の間で表されます。
    – pH7 が「中性」
    – pH7より小さい →「酸性」
    – pH7より大きい →「アルカリ性」

通常、唾液のpHは6.5〜7.5くらいです。つまり、ほぼ中性か、少しアルカリ性です。

なぜ唾液のpHが大事なの?

【唾液の働き①】 酸を中和する(pHを戻す)

  • 食事後や甘いものを食べた後、口の中のpHは5.5以下(酸性)に急激に下がります。
  • でも、唾液が酸を中和してpHを元に戻す(再石灰化が始まる)。
  • これが虫歯予防にとって超重要!

エナメル質が溶け始めるpHは 約5.5(臨界pH)。

この状態が長く続くと虫歯になる。

【唾液の働き②】 再石灰化を助ける

  • 唾液には、カルシウムやリンなど、歯の再生に必要なミネラルが含まれています。
  • 酸で少し溶けた歯の表面に、これらの成分を送り込んで再石灰化(修復)します。

どうやってpHバランスを保てばいい?

  • よく噛んで食べる(唾液が出やすくなる)
  • 水やお茶でこまめに口を潤す
  • 砂糖が少ないガムを噛む
  • 甘いものをダラダラ食べない
  • 就寝前は歯磨きをしっかり!

🔬唾液のpHが低い人は要注意!

  • ストレスや口呼吸、加齢、薬の副作用などで唾液の量や質が落ちると、pHの回復力が落ちます。
  • 「口の中が乾いている」=中和・再石灰化のチャンスが減る=虫歯リスクUP!

よくコーラを飲むと歯が溶けると言いますが、それは酸性の強い食品だからです😭

このようにお口の唾液と虫歯はすごく関係性が深いんです❕

虫歯を引き起こしやすい食品には、の特徴があります:

  • 発酵性糖質(sucrose、glucose、fructose など)を多く含む
  • 粘着性が高く歯に付着しやすい
  • 口腔内に長時間滞留する
  • pHが低く(酸性)、唾液による中和を妨げる
  • 頻回摂取されやすい

❗注意すべき摂取の仕方

  • ダラダラ食べ・間食頻回:唾液による中和時間が足りず、酸性状態が長く続く
  • 寝る前の摂取:夜間は唾液分泌が減るため、酸が中和されにくい
  • 液体糖質(飲み物)+固形糖質の組み合わせ:虫歯リスクを相乗的に高める

食後に発酵性糖質が摂取されると、数分でpHが5.5以下に低下(脱灰開始)

→ その後、30〜60分かけて唾液によって回復(再石灰化)

▶ つまり、「頻回に糖質を摂る」と、回復が追いつかず脱灰優位になり虫歯の進行へ😭

 

みなさんも唾液を意識して生活してみてください!