こんにちは。
仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。10月も終わり2025年も残り2ヶ月となりました。年内に区切りのいいところまで治療の終了を目指しながら進めていますがキャンセルや変更などで治療が停滞してしまった際にキャンセル待ちをご提案させてもらっています。
アポイントがご希望通りとれないことがあっても平日や土曜日で空きがでたらこちらから連絡させてもらうこともできるためご協力よろしくお願いします。
さて今回はクラウンの種類と特徴について説明していこうと思います。まずはクラウンとは歯を覆う被せものを表し保険診療と自費診療で素材が異なります。
保険診療ではメタルクラウンいわゆる銀歯があります。強度に優れ比較的安価で仕上げることができますが審美性が劣り、金属アレルギーの方には適応外となります。
硬質レジン前装冠で銀歯の表面にレジンを貼り付けた材料では主に前歯部で用いることが多く、白く見た目を回復させることが可能ですがこれも審美性に限界がありまたメタルタトゥーの影響がでる可能性があり歯肉が変色してくることもあります。
最近ではCADCAM冠の保険適応範囲が広がり前歯以外にも小臼歯、条件付きではありますが大臼歯にも用いることができます。レジンとセラミックを混在した材料で金属アレルギーの方にも使用できます。ただしブラキシズムにより奥歯に過大な力が加わる咬合の方には後に割れたり外れたりする危険性があります。特に大臼歯には咬合力の負担が大きいため要注意です。
自費診療ではセラミッククラウンが代表され、審美性に優れ透明感があり天然歯に近い見た目で仕上げることが可能です。かつ汚れがつきずらく衛生的です。強度も優れていますが臼歯よりも前歯に適応されることが当院では多いです。
ジルコニアクラウンでは強度が優れかつ見た目も白くできますが色調の限度がありセラミッククラウンよりも審美性が劣ります。透明性、天然歯に近い色調を希望の場合は第二選択としてもいいと思います。
ゴールドクラウンでは強度が優れて噛み合わせの歯にも影響が少ないものもあります。歯肉との境目も黒くなりにくいので適合にも優れています。審美性にはゴールドのため天然歯とは別になりますので臼歯に用いることがほとんどです。
このようにクラウンの種類も特徴や利点、欠点があるため何かご不明な点があればお問い合わせください。