口の乾き①


こんにちは、仙台つつじがおか歯科、歯科衛生士の本田です( ´ ▽ ` )今月もがんばってブログ更していきますよッ

今回は、口の中の乾きについてです。実は私もたまにありますm(_ _)m私の場合は、慢性鼻炎と花粉症が原因で鼻がつまっていて口呼吸になるからです。

「口が乾く」患者さんから訴えを聞くことは多々あります。しかし、誤った認識から症状をそのまま放置している方や「口が乾くのは高齢だから…」と諦めてしまっている方もいて、口腔乾燥が食欲低下から意欲低下につながり、それが生活の不活発につながっていくこともあります。症状に早く気づくためのチェックリストです。

①口が乾く

②夜中に乾きで目がさめる

③乾いた食べ物が噛みにくい

④食べ物が飲み込みにくい

⑤今までと味が違う

⑥口の中が粘ついてしゃべりにくい

⑦むし歯や歯周病になりやすい

⑧口臭が気になる

 

原因となるものは、薬や病気によるもの、身体的な変化によるもの、その他があります。

☆薬や病気によるもの

全身疾患として、糖尿病や腎臓病、唾液腺の病気やシェーグレン症候群、脳血管障害や放射線治療などが考えられます。また薬剤では、睡眠剤、精神安定剤、抗うつ剤、一部の風邪薬やヒスタミン剤、血圧降下剤、他にも骨粗鬆症に対する薬、抗がん剤や免疫抑制剤にも副作用として口が乾くものがあります。花粉症の薬や、胃酸を抑える胃薬や頻尿を抑える薬にも唾液が出にくくなり、口が乾く原因になるものがあります。しかし、ご自身の判断で治療薬を飲むのをやめたりせず、主治医と相談しましょう。

☆身体的な変化によるもの

筋力の低下

唾液は噛むという刺激が脳に伝わることで分泌されるため、噛む筋肉が衰えると唾液が出にくくなります。また、筋力の低下した舌が重力により下がるために就寝時に舌が気道を閉鎖すると口呼吸が進み、口の乾燥が起こります。嚥下体操などで筋力を鍛えることにより、筋肉量の減少を予防することができます。また、よく噛んで食べることも効果ごあります。一度飲み込んでから次の食材を口に入れる、噛みごたえのある食材を選ぶなどを意識して行ってみましょう。

 

ストレス

普段は口の乾きを感じることがなくても、緊張すると口の乾きを覚えます。唾液を分泌する唾液腺は自律神経に支配されており、緊張すると、交感神経が優位になり、サラサラした唾液の分泌を止め、ネバネバとした唾液を少し分泌するためです。精神的なストレスも乾燥の原因になります。

 

長くなるので②へ続きます(^^)