口腔習癖について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

最近ニュースで新型コロナウイルスについての報道をよく見ます。

中国の武漢地方で感染者が多く死者も日を追う事に増えており

日本での感染者も数人でているみたいですね。

感染予防のためのマスクなどが品薄状態となっており

日本も中国からの春節で観光客をむかえるにあたり正しい知識をもって

これから行動していきたいですね。

インフルエンザもまだ収束していないことを考えると

室内では乾燥対策として加湿をしっかりおこない、うがい、手洗いなど

自己管理を徹底していきたいと思います。

さて今回は口腔習癖について説明していこうと思います。

1、指しゃぶり

1歳半から3歳にかけておこなわれることが多く

指をくわえる力によって上の前歯は前に押され

下の前歯は後ろに押されることで上下の前歯に隙間が生じ

開咬状態となり口腔内が乾燥しやすくなり

虫歯や歯肉炎のリスクがあがり、また

指をくわえる力が強く、持続的になると

歯並びが狭くなる狭窄歯列をひきおこし

発音障害がおこることもあります。

3歳までは経過観察をとることがありますが

それ以降はやめさせるように指導する必要があります。

2、歯ぎしり、食いしばり

無意識のうちに上下の前歯や奥歯が強く咬み合うことで

歯がすり減り前歯の先端が尖る事で舌が傷つき口内炎になりやすく

奥歯の咬頭が削れることで知覚過敏をひきおこし

乳歯列においては乳歯は永久歯に比べて歯がもろいため

削れる面積や早さが違います。

周りの環境の変化などストレスによっておこる原因のため

生活リズムを正しくおこないマウスピースを作製することで

予防につとめていきます。

3、口呼吸

鼻からの呼吸がおこなえず長時間にわたって口で呼吸をする状態のことで

口腔内が乾燥しやすく虫歯、歯肉炎、歯並びに影響がでます。

耳鼻科で鼻疾患の治療をうけて鼻の通りをよくしたり

口の周りの口隣筋や口腔周囲筋の機能訓練をおこなうことで

口呼吸から鼻呼吸へ移行できるようにします。

歯科ではオーラルスクリーンを作製することもあります。

このように一部の例を挙げてみましたが

口腔習癖によって歯や歯肉や歯並びに影響がでることが多く

早期に予防および治療にうつることをおすすめします。

特に乳幼児期で現在お子さんで前述の症状がおきている場合は

かかりつけ医を受診し正しい治療および予防について

相談してみてもいいかと思います。

何かご不明な点があればお問い合わせください。

よろしくおねがいします。