親知らずについて

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

3月26日にプロ野球が開幕しましたね。

楽天ゴールデンイーグルスは開幕を2勝1敗で勝ち越すことができ

2021年シーズンは震災後10年目の節目として是非日本一になってほしいですね。

観戦にはなかなか出向くことは厳しくなってきてはいますが

テレビ観戦でも十分に楽しみたいとおもいます。

さて今回は親知らずについて説明していこうと思います。

親知らずは第3大臼歯とよばれ歯列の最後方に生える歯のことです。

歯ブラシが届きづらくまた歯に汚れが残りやすいため

虫歯や歯周病の危険性が高まります。

ではどのような治療をおこなうべきなのか?

まず下の親知らずで真横にむかってはえている歯は

抜歯をおすすめします。

理由としては親知らずと手前の歯の間に汚れがたまり

虫歯の進行がすすみ

また手前の歯を圧迫されることで

歯周病の進行がすすみ

手前の歯が挺出することで咬みあう歯に過大な力がかかり

顎に負担がおよび顎関節症になる可能性があるからです。

一般的に歯科口腔外科を紹介して

レントゲン撮影やCT撮影をおこない詳しく精査したのち

抜歯となります。

まれに親知らずの歯冠に膿がたまる含歯性嚢胞がみつかるケースもあり

あわせて開窓、摘出をおこないます。

抜歯をおこなった数日は疼痛や腫脹がでるため

鎮痛薬や抗生物質を服用しておさえます。

また抜歯窩に血液のあがりがよくないと

ドライソケットといった骨が一部露出した状態となり

疼痛が生じるため含嗽薬を併用するのが望ましいです。

顎の骨の中にある下歯槽神経に親知らずが近接している場合は

抜歯後に知覚鈍麻や知覚麻痺が生じることがあり

レーザーを照射したりマッサージをおこなったり

患部をあたためることにより改善をはかっていきます。

まれに親知らずの手前の歯に知覚過敏が生じますが

一時的に歯根が露出した状態なので抜歯窩が回復すれば

症状も改善してきます。

知覚過敏用の歯磨剤などを使用するのも一つの改善方法だと

おもいます。

上の親しらずと咬合していない場合でも

抜歯をおこなうことがありますが虫歯や歯周病になっていない

健康な状態の上の親知らずは移植用に保存をしておくこともあります。

このように真横にむかって生えている親知らずは他の歯に影響がでること

が予想されるため抜歯をすすめますが抜歯後におこる疼痛や腫脹など

十分に説明を受けたのち判断されることがいいとおもいます。

なにかご不明な点があればお問い合わせください。