高齢者の歯周病予防について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

7月23日が東京オリンピック開幕で

24日に早速金メダル第一号がでましたね。

柔道男子60キログラム級の高藤選手おめでとうございます。

5年前のリオオリンピックの時から注目していた選手の1人ですが

リオオリンピックの銅メダルの悔しさを東京オリンピックで見事

はらすことができましたね。

派手な柔道技を封印して確実に勝ちにこだわる柔道をつらぬき

手にした金メダルの重みは本人にしかわからないと思います。

高藤選手に続く金メダルを期待しています。

さて今回は高齢者の歯周病予防について説明していこうとおもいます。

まず高齢になるにつれて

唾液の分泌量が低下してお口の中に歯周病菌が増えやすい環境となります。

加えて歯肉や骨がやせることで歯と歯の間や歯と歯肉の間に

汚れや磨き残しが多くなり歯周病の進行がより早くなります。

通常のブラッシングだけでは対応することが難しいため

歯ブラシに加えてデンタルフロスや歯間ブラシを併用します。

また就寝時にお口の中が乾燥状態となるため

就寝時前にはブラッシングとうがい薬を併用することで

歯周病菌の増殖を防ぎます。

高齢者の中には何本か歯を抜かれた経験のある方もいるため

ブリッジや入れ歯などの補綴が予想されます。

ブリッジも周りにも汚れが、入れ歯も留め金のあたりに汚れが

残ると歯周病が進行します。

ブリッジも周りにも歯間ブラシ、入れ歯にも入れ歯洗浄剤や入れ歯専用のブラシで

しっかり磨くことをおすすめします。

仮にブリッジや入れ歯を作って年数がだいぶ経過している場合は

かかりつけ医を受診して作り変えたほうがいいのか相談するのも

いいとおもいます。

最後に舌の周りにも舌苔とよばれる細菌が堆積したものが

歯周病の悪化にもつながる報告があります。

起床時に鏡で舌を確認して白くなっている場合は

舌ブラシを使用して汚れをとるようにしてください。

このように高齢者は体の免疫力の低下や唾液の分泌量の低下や

運動機能の低下から歯周病に罹患する確率が高く

また歯周病と認知症と関係性も報告されていることから

予防もしくは治療が非常に重要となります。

ご両親が高齢になり介護問題がニュースでも報じられる昨今

体調面や精神面以外にもお口の健康は見落としがちです。

歯周病でお困りの方は一度歯科を受診してみては

どうでしょうか。

なにかご不明な点があればお問い合わせください。

よろしくおねがいします。