う蝕の好発部位について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

2月も残すところあとわずかですね。

2022年になり1月、2月があっという間に過ぎた感じがします。

3月も皆さんのお口の健康に携われるようにしっかりと頑張っていきます。

少しずつ春の暖かさを感じれるようになり早く桜の開花が楽しみです。

昨年は自宅近くの川沿いや公園での散歩がてらに桜を見ましたが

今年は医院の近くのつつがおか公園をはじめ

仙台の桜の名所に見にいければいいなと思っています。

さて今回はう蝕の好発部位について説明していこうと思います。

まず

小児に多い部位は

歯と歯肉の境目です。

ランパンドカリエス、ペットボトルカリエスとも呼ばれ

食事と食事の間隔が短く、かつ間食を頻繁におこなうことで

お口の中が酸性の状態が続くことで歯の表面が脱灰して虫歯が進行します。

とくにこれから春休みを迎える小学生は要注意です。

次に多い部位は

歯と歯の境目です。

歯ブラシでは届きづらい部分であるため磨き残しや食べ残しが多く

デンタルフロスや歯間ブラシを併用して除去しなければ虫歯が進行していきます。

小児、大人問わず虫歯になりやすいため要注意です。

続いては

歯の溝の部分です。

小児の奥歯は成長にともなって溝が複雑になり深くなるため

虫歯菌の温床になりやすく虫歯が進行しやすいです。

とくに永久歯より乳歯は歯が未成熟なため

進行速度が早いとも言われています。

高齢者になると

歯周病の進行も起こるため歯肉がやせて歯の根元が露出する

根面う蝕にもなりやすくなります。

歯冠がエナメル質と象牙質に覆われているのに対し

歯根はセメント質でしか覆われていないため酸の脱灰がおきやすく

根の部分から虫歯が進行してきます。

ただ年齢にともない歯の歯髄腔がせまくなるため

冷たいもの温かいものなど自覚症状が出づらく

症状がでた時にはすでに虫歯が歯髄まで到達していたり

場合によっては歯が脆くなり抜歯になるケースもあります。

このようにう蝕の好発部位は

1、歯と歯肉の境目

2、歯と歯の境目

3、歯の溝(咬合面)

4、歯の根(歯根)

にみられることが多い為通常の歯ブラシに加えて

デンタルフロスや歯間ブラシの併用をおこない

歯科医院でのフッ素塗布をおこなうことで予防効果が期待できます。

現在虫歯のことでお困りに方は一度かかりつけ医にて

検診から始めてみてはどうでしょうか?

なにかご不明な点があればお問い合わせください。

よろしくおねがいします。