加齢に伴うお口の変化について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

2月22日で祖父が98歳の誕生日を迎えました。

今は徳島のグループホームで余生を過ごしていますが

私の子供が生まれた時、玄孫の誕生をとても嬉しそうにしてくれた表情が今でも忘れられないです。

はやく息子を祖父に会わせてあげたいです。

今でも私の体調や家族の成長を気にかけてくれているので早く安心してもらえるように

歯科医師としてさらに成長し

祖父に仙台からいい知らせが届くように日々努力していきたいと思います。

いつまでも元気で長生きしてほしいと思います。

 

さて今回は加齢に伴うお口の変化について説明していこうと思います。

まず最初に虫歯や歯周病によって歯の喪失がおこり歯の本数が減少します。

現在では8020運動が有名になり80歳でも20本以上の歯を残す運動が行われていますが

主に歯周病の進行により歯を支える歯槽骨がやせて歯が喪失することが多くなります。

喪失した歯をそのままにせずブリッジや入れ歯やインプラントでの欠損補綴にはいり

咬合関係を回復します。

 

次に唾液の分泌量の減少です。

生理的変化の一つとしてお口が乾燥しやすくなりそれにともない

口臭の悪化や味覚異常が起きやすくなります。

しっかりこまめに水分補給をおこない唾液の代わりとなる水分でお口を

潤すことで対応していきます。

ガムを噛んで積極的に刺激時唾液を出すことも推奨されていますので

ぜひ実践してみてください。

 

次に嚥下障害や摂食障害です。

物を飲み込む力が低下することで嚥下しずらく

歯の本数が減少することで咀嚼しずらく

食べ物が口の中に残り、食事に時間がかかります。

お口の中の細菌が誤って肺にはいり誤嚥性肺炎がおこることもあります。

物を細かく分けて食事をとったり

水分を吸収しやすい食べ物を極力さけることで対応していきます。

特に朝はお口の中に細菌が多くなる傾向があるため

朝お薬を服用する際には事前にブラッシングをおこない口腔内の細菌の数を

減少さすことで誤嚥性肺炎を予防していきます

義歯をされている方は義歯の洗浄も合わせてお願いします。

 

このように加齢により虫歯や歯周病の進行で歯の本数が減少し

その結果嚥下障害、摂食障害、さらには発音障害がおこることもあるため

定期的に歯科を受診し今ある歯の本数を失わないように予防や治療をうけることを

推奨します。

何かご不明な店があればお問い合わせください。

よろしくお願いします。