口の乾き②

 

続きますね(^○^)

 

口呼吸

口呼吸は、口が乾くだけではなく、外気をそのまま取り込むため、異物やウイルスが直接侵入しつ、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。日頃から鼻呼吸に切り替えるようにできるといいです。この時期は花粉症により、鼻がつまり、口呼吸になってしまうことがあります。その場合は、咽頭耳鼻科の受診をし、早めに対処しましょう。

その他、水分の摂取不足、食生活、口の中の清掃状態などいろいろな原因があります。

 

☆対処法

口の乾きへの対応には筋力低下を防ぎ、唾液分泌を促すように口をよく動かすこと、唾液腺のマッサージ、こまめな水分補給や水分の蒸発を防ぐマスクの着用、部屋の湿度管理、保湿剤の使用などがあります。必要に応じて、全身状態や生活環境も配慮した上での治療や食事内容、生活習慣の改善などを行うこともあります。

 

唾液腺のマッサージ

今回は唾液腺のマッサージについてお話しします。唾液腺は、お口の中の唾液が出る管(穴)のことです。耳下腺、顎下腺、舌下腺と3つあります。ここをマッサージすることで、唾液の分泌を促します。

まずは耳下腺です。耳下腺は漢字の通り、耳の近くにあります。耳の横を指や手で後ろから前に向かって回すようにマッサージします。

次は顎下腺です。これは顎の下です。下アゴの骨の内側の柔らかい部分に親指を入れ、1〜2秒押していきます。耳の下からアゴの先まで順番に押していきましょう。

最後は舌下腺です。舌の下にあるので、両手の親指でアゴの下から舌を突き上げるように押します。

とても簡単ですね( ・∇・)個人差はありますが、マッサージすることで、押しているうちにじわ〜〜っと唾液が出てくる感じがある場合もありますよ(^^)

 

患者さんから「口が乾く」という訴えを聞いたとき私はまず唾液腺のマッサージをオススメします。あとは細かく水分補給をすることです。水分補給の他には、ガムを噛むことで甘味や口を動かす刺激により唾液の分泌が促進されます。ここで甘い飲み物や砂糖が入ったガムにしてしまうと、むし歯になる可能性ががありますので、お茶や水、キシリトールが使われているガムにしましょう(*^ω^*)

唾液はとても大事な役割をしています。食べ物を食べる上でもとても大事ですが、歯を守るためにもとても大事です。唾液が少ないと、むし歯菌や歯周病菌が増え、むし歯や歯周病になりやすい、口臭の原因になります。

 

わからないことや困ったことがある場合はいつでもご連絡くださいね(^^)