お子さんの歯ならび、かみ合わせに家庭でできること

みなさんこんにちは!仙台つつじがおか歯科の岩本です。
今月は診療がお休みの日に、宮城野区の榴岡はるかぜ保育園さんに歯科検診に行ってきました。
大きな声でお名前を教えてくれたり、お口を開けながら順番を待ってくれていたり、微笑ましかったです!みんなとーっても上手にできましたね!

さて、実は乳幼児期のお子さんにとって、むし歯以外にも見ておかなければならないポイントがあります。
大切なお子さんの今後一生涯のむし歯のできやすさに影響する「歯ならび」「かみあわせ」についての問題です。
先日の脇川院長のブログでその様々なケースが記述されています。まずはそちらからお読みいただけたらと思います。
歯だけでなく、体の成長や健康状態にも関わってくるお話です。

このような「歯ならび」「かみあわせ」は遺伝で決まるものと幼い頃からの生活習慣・習癖(くせ)で決まるものがあります。両方に原因があるケースも多いと言われています。お子さんのうちに、できることをやっておきましょう!
ケースごとの個人的なお勧めの方法をまとめてみましたので、よかったら試してみて下さいね。いずれも毎日継続することが必要な方法です。
また、歯科医・矯正医の診断と適切な治療を受けることで改善する可能性はぐんと高まりますし、必要不可欠なケースも多いですので、お子さんの「歯ならび」「かみあわせ」が心配な方はご相談下さい。
書いているうちにケース数が多くなってしまいましたので、今回と次回の2回に分けてご紹介したいと思います。

□まず、かみあわせの問題とは少し違うかもしれないのですが、歯がすりへっているとき…
遺伝よりも歯ぎしりの習慣が原因です(音がしないこともあります)。成長とともに軽減することが多いので心配いりませんが、生活習慣の乱れやストレスが原因になっていることがあります。
1.お子様の睡眠時間を確保し、ゆっくり休める環境を作ってあげましょう。
2.毎日の食事時間を一定にするようにしましょう。

□歯が前後に重なってはえていたり、歯と歯の間が狭い部分があるとき…
1.お子さんの顎が小さく、歯がはえるスペースが不足している可能性があります。よくかまなければ食べられないような食材を意識してメニューに取り入れ、顎を成長させましょう。お子さんの好きなメニューはやわらかい物が多いです。ハンバーグ、カレー、パスタなどが中心だと充分な発達ができません。野菜スティック、ゆでブロッコリー、スルメ、キシリトール100%ガムなどはいかがでしょうか?(最後のは歯科専売品ですので、診療時にお買い求め下さい)
2.歯と歯の間がむし歯になりやすいです。仕上げ磨きでデンタルフロス(糸を使った清掃器具)を1日1回使いましょう!