続 舌の痛みについて

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

年末年始の診療は12月29日まで通常診療をおこない

12月30日から1月4日まで年末年始の休診

1月5日より診療を行いますので宜しくお願いします。

2022年はコロナの影響を考慮してあまり遠出はできませんでしたが

家族と新幹線『はやぶさ』に乗り日帰りではありますが東京に1日だけ

遊びに行けたことが思い出です。

年末年始は仙台での年越しになりそうですが

のこりあと1ヶ月皆さんのお口の健康の維持に少しでも

寄り添えるように頑張っていきます。

 

さて今回は前回に続きの舌のトラブルについて説明していこうと思います。

舌の痛みで最近多くなっているのが

口腔乾燥症です。

お口の中の唾液の分泌量が減少することで乾きやすくなり

舌がヒリヒリするような痛みを伴います。

加齢によって唾液の量は減少していくため水分をこまめに摂取し

食事の際には咀嚼をしっかりおこない積極的に唾液の分泌を促すことで

改善できます。

 

次に金属アレルギーです。

お口の中に銀歯の詰め物や被せ物がはいっている場合

アレルギー反応を示すことでお口の中があれてピリピリした痛みがおき

結果舌の痛みにつながります。

金属アレルギーに対する検査をおこない

アレルギー反応がでた場合には金属以外の歯科材料で修復をおこなうことで

改善をはかります。

 

次に自己免疫疾患です。

シェーグレン症候群のような比較的中年以降の女性にみられる症状で

お口の中が乾燥しやすく目も乾きやすい

また関節痛などもともなう症状があった場合は大学病院などで

血液検査、唾液の量や涙の量などを測定して精査したのち

治療にはいります。

 

最後に舌ガンです。

舌の周囲に潰瘍ができ痛みを伴いしこりのような硬結を感じる場合には

舌ガンの可能性があるため

高齢者であわない義歯を長期間使用しているケース

詰め物や被せ物が尖って舌の刺激となっているケースなどで

起こることもあるため紹介をさせてもらい精査にはいります。

 

このように前回説明した以外にも

口腔乾燥症、金属アレルギー、自己免疫疾患、舌ガンなど

舌の痛みを引き起こす原因となる疾患は多くあるため特に

自己免疫疾患や舌ガンは大学病院の歯科口腔外科での

専門科での精査が必要となるため舌の事でお困りやお悩みの方は

かかりつけ医での相談からおこなってみてはどうでしょうか?

お問い合わせも含めて何かご不明な点があればお問い合わせください。

よろしくお願いします。