虫歯予防について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

今月15日に子供が2歳の誕生日を迎えました。

この一年あっという間に過ぎた感じがしますが改めて携帯の画像を振り返ると

一年前と今の子供の表情の違いに気づきました。

一年前は泣く仕草、笑う仕草が多かった息子が最近では友達の輪にはいりたくて羨ましそうにしたり

好きな料理を食べる時の待ち遠しさの表情や転んで痛みを我慢している表情など

自分の感情がうまく人に伝わるように頑張っているようにも見えます。

これからも色々なことを経験しながら大人への階段を一歩ずつ登ってほしいと思います。

 

さて今回は虫歯の予防について説明していこうと思います。

虫歯の予防の基本となるのがフッ素塗布です。

フッ素の効果として挙げられるのが

歯の再石灰化を促進させ一度脱灰した歯質をフッ素によって補います。

また歯の表面を酸によって溶けにくい性質にかえてエナメル質を強化します。

そして虫歯への抵抗力を上げます。

 

次に重要になるのがシーラントです。

特に乳歯の奥歯や生えてきたての永久歯の溝は歯ブラシが届きづらく

また汚れが溜まりやすいため虫歯の危険性が高いです。

この溝をシーラントと呼ばれるプラスチック樹脂で埋めることによって

溝に汚れが溜まりずらくなり歯ブラシがしやすくなります。

シーラントの効果はもう一つありフッ素徐放性があり歯質を強化します。

おもに乳歯だと4歳から

6歳臼歯だと6歳で歯の頭がでてきたらおこなう目安だと思ってください。

手順も比較的簡易的で

まず歯の表面の汚れをブラシでおとし

溝にシーラントをうめて光照射をおこない

最後の噛み合わせの確認をおこなう3つのステップで行います。

乳歯は永久歯に比べて歯質が脆く

また6歳臼歯も生えてきたては幼若なため

フッ素塗布とあわせてシーラントをおこなうことで

より予防効果が期待できます。

ただ気をつけなければいけないことは歯ブラシを怠ってしまったり

歯ぎしりや食いしばりでシーラント周囲から虫歯になったり

シーラントが削れてくる場合もあるので定期的に診てもらい

適切な指示をうけてください。

 

このようにフッ素にくわえてシーラントを乳歯では4歳以降、6歳臼歯では6歳以降に

おこなうことで虫歯予防の効果が報告されているため4月から新しい年度を迎えるお子さんで

歯の虫歯予防でお困りの方は自宅での歯ブラシに加えて

かかりつけ医でのフッ素塗布などをおこなうことを推奨します。