新学期を迎えるにあたっての虫歯予防について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

3月はワールドベースボールクラシック(WBC)で日本の世界一の勝利に

酔いしれました。

予選ラウンドから負けることなく勝ち進み

準決勝のメキシコ戦での村上選手の劇的なサヨナラヒットは

今までテレビ観戦してきた中で最も興奮した瞬間でした。

これから始まるプロ野球もこの盛り上がりを維持してほしいですね。

 

さて今回は新学期を迎えるにあたり

虫歯予防についての説明をしていこうと思います。

まず0歳から6ヶ月のお子さんに関して

まだ乳歯が生えてきたての頃になるため歯ブラシを使う前の段階

ガーゼなどでお口を拭うトレーニングから行います。

最初にはえてくるのが下の前歯なので前歯のあたりに

やさしくガーゼを押し当てるようにしてみてください。

 

6ヶ月から2歳になってくると乳歯がはえそろってくる年齢なので

ガーゼから歯ブラシに慣れるようにしていきます。

毛先の柔らかいものを選択しヘッドやハンドルも持ちやすい大きさのものを選ぶように

してみてください。

いきなりゴシゴシ磨くとお子さんは嫌がりますのでまずは歯肉をマッサージするように

慣れてくると歯面に当てて1歯から2歯分を1ストロークを参考に

お子さんが嫌がらないように遊び感覚で始めてみてください。

 

3歳から6歳になる頃には歯ブラシに慣れてくるので

しっかり汚れが落ちるようにブラッシングをしていきます。

柔らかめの歯ブラシから普通の硬さの歯ブラシに変更し

歯磨剤を併用しまずはお子さん自ら歯ブラシをおこない

仕上げ磨きを保護者の方におこなってもらいます。

特に磨き残しが多くなりやすいのがこの時期

前歯と前歯の間、奥歯の溝は特に重点的に仕上げ磨きをお願いします。

 

6歳から12歳になる乳歯と永久歯が混在してくる時期になるため

歯並びが複雑になったり乳歯が動くことで歯ブラシが当てづらい部分がでてきます。

乳歯と永久歯では乳歯の方が虫歯になりやすくまた進行も早いため

とくに乳歯に動揺がみられた場合は歯ブラシに加えてデンタルフロスを使い

レントゲン撮影で永久歯の位置の確認もおこないます。

永久歯では6歳臼歯が一番虫歯になりやすい歯となるため

シーラントで埋めたり、かかりつけ医でのフッ素塗布を推奨します。

 

このように年齢に応じて虫歯になりやすいところは違ってくるため

新学期をむかえるにあたり歯科検診が始まる前に今のお子さんの

虫歯予防について相談してみてはいかがでしょうか?

なにかご不明な点があればお問い合わせください。