冷たいものがしみる原因について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

仙台でも関東の桜開花宣言からおくれること1週間、、、

3月30日31日で桜が見頃になっていますね。

コロナ禍も落ち着きマスクの着用も個人の判断に委ねられることになり

少しずつ緩和の動きになっているため医院近くのつつじがおか公園の桜を

今年は見にいきたいと思っています。

ライトアップもあるため夜桜を診療後に見に行くのも楽しみです。

気温もお昼は20度を上回る日も増えてきて行楽日和になってきますね。

 

さて今回は冷たいものがしみる原因について説明していこうと思います。

まずは知覚過敏が挙げられます。

知覚過敏には歯周病によって歯肉がやせることで歯の根が露出することで

歯根部分に知覚過敏が生じやすくなります。

また歯ブラシの圧が強いと歯の汚れと一緒に歯の表面が削れることで

エナメル質が薄くなり象牙質が知覚を感じやすくなり

冷たいものでしみることがあります。

さらに就寝時の歯ぎしりや食いしばりも同様に前歯や奥歯に過大な力が持続的に続くことで

前歯だと歯の先端部が、奥歯では歯の咬頭が削れ

症状として現れます。

 

歯周病のケアをおこない柔らかめの歯ブラシでブラッシング、就寝前の含嗽薬も有効です。

強く磨きすぎないように歯ブラシ指導をうけて自分自身にあった歯ブラシの選択をおこない

歯ぎしり食いしばりを指摘されている場合はマウスピースを製作して就寝時に使用します。

 

虫歯の進行も冷たいもので症状がでます。

C0 C1といった歯の表面の白濁やエナメル質内の虫歯であれば

冷たいもの温かいものを含めしみることは少ないですが

C2 象牙質の到達した虫歯は冷たいものでしみるため虫歯を除去して

修復処置を行います。

C3 歯の神経まで到達した虫歯やC4 歯の根まで到達した虫歯は

つめたいもの以外にもあたたかいもので症状が強くなり

自発痛といった何もしていなくても痛みが生じることがあるため

歯の神経をとる処置や場合によっては抜歯をおこない抜いたところに

補綴をしていきます。

 

このように

虫歯、歯周病、歯ブラシの仕方や生活習慣の歯ぎしりや食いしばりで

知覚過敏が起こります。

前述した内容で現在お困りの方はかかりつけ医で診査診断をおこなってもらい

適切な治療と予防をおこなうことを推奨します。

なにかご不明な点があればお問い合わせください。

よろしくお願いします。