歯の変色の原因について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

お盆休みは8月11日から15日まで家族で北海道へ旅行してきました。

札幌、小樽、旭川、富良野、美瑛を4日間で回り束の間の

家族で過ごす時間がとれました。

心も体もリフレッシュできたのでお盆明けからまた仕事がんばっていきますね。

 

さて今回は歯の変色について説明していこうと思います。

まずは歯の着色です。

タバコやコーヒーやお茶など飲み物、カレーなど食べ物から摂取することで歯の表層が

茶色く変色します。

ブラッシングで除去するか歯科医院でおこなうクリーニングで除去していきます。

 

抗菌薬のテトラサイクリン系のお薬を服用されている場合も変色の原因となります。

生まれてから8歳頃までに長期的に服用した場合に歯のカルシウム成分とテトラサイクリン系抗菌薬

が結合することでオレンジっぽい色調になります。

歯の内面から変色が起こることが報告されています。

歯の外側からの着色と歯の内面からの変色が一つ目です。

 

次に転倒したりぶつかったりして歯を強く損傷することで起こる変色です。

主に歯の内部で内出血がおこることで最初は赤くなり徐々に褐色になるため虫歯と誤認される方もいますが

歯の神経が失活することによって起こる変化なので歯髄処置が完了しないと完治する可能性は低いです。

 

次に加齢による変化です。

歯の表層にあるエナメル質、歯の内層にある象牙質

加齢によって象牙質がエナメル質から透けやすくなり結果変色してきます。

これも主に褐色になるため詰め物や被せ物で修復することで回復していきます。

ホワイトニングで対応していく方法もあります。

 

あとは虫歯です。

虫歯菌によって歯の表面が脱灰することで初期では白くなり進行が進めば

茶色くなり最後は黒くなるため削って詰め物で修復します。

あとは歯垢や歯石が堆積してくると歯の表面が白くみえたり

歯と歯肉の境目が黒く見えたりします。

 

あとはエナメル質形成不全のような遺伝的からの変色です。

歯の表層のエナメル質がしっかり作られない場合に白く斑らに見えてきます。

最後にフッ素の過剰摂取が挙げられます。

虫歯予防に効果があるフッ素ですが歯の成長過程で過剰に使いすぎることで

斑状歯のようなシミとなって見えてきます。

 

このように歯の変色の原因は様々挙げられるため

現在ご自身の歯の色が気になる方は一度歯科医院を受診して

診査診断からはいることを推奨します。

なにかご不明な点があればお問い合わせください。