こんにちは。
仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。
8月は夏の甲子園が熱戦に次ぐ熱戦で惜しくも仙台育英は
準優勝でしたが一戦一戦と成長が感じ取れる球児の姿勢には
胸が熱くなりました。
連日35度以上の猛暑日の中での試合は今後選手の体調面を考慮すると
開催時期や開始時間などを検討する機会になっていると考えます。
さて今回は歯科検診での項目について説明していこうと思います。
まずは現在の歯の本数です。
乳歯では20本、永久歯では28本の本数があるかどうか
確認していきます。
ただしまだ成長過程の0歳1歳2歳児では20本全て生えているわけでは
ないため現在の本数を確認していきます。
3歳までにほぼ全ての乳歯が萌出します。
まれに癒合歯といった歯と歯が合わさっている状態もあるので
特に前歯を確認するときに注意深く診るポイントです。
小学校を卒業して中学校にはいるとほぼ全ての永久歯が生えそろいます。
ただし先天欠如といった前から2番目の側切歯、前から5番目の
第2小臼歯は遺伝的な原因で生えないこともあるので
かかりつけ医でレントゲン撮影をおこない有無を確認していきます。
虫歯や歯周病の進行が起きはじめる40代50代60代になると
進行程度によって抜歯もしくは脱落によって歯の喪失がおこる年齢になる
ため欠損したところには補綴処置をおこない咬合や歯列を回復します。
次に歯肉の確認です。
歯肉が赤く腫れていないか、出血していないかどうか
歯周ポケットを確認して歯肉や歯槽骨がやせていないかどうか
確認していきます。
乳歯では主に歯肉炎の程度を、永久歯では歯周ポケットの値で応じて
歯周病の程度をみていきます。
ブラッシング指導をおこなったり歯ブラシや歯磨き粉の推奨をおこなう
こともあります。
そして頬粘膜や舌の状態の確認です。
頬粘膜があれていないか、舌がひび割れたり
白くなっていないかどうか確認します。
頬粘膜があれている場合は栄養指導や歯ブラシ指導
舌が問題があれば舌ブラシによる口腔衛生指導をおこないます。
歯や歯肉や頬粘膜や舌を中心におこなったあとは
虫歯の進行程度や詰め物や被せ物の状態の確認に移行していきます。
学校や会社での歯科検診での結果で問題なし、要観察、要治療など
項目に分類されるのでお手元に検診結果がありもし要観察以上の
要治療にチェックがはいった場合は近くの歯科医院を受診して
治療や予防にはいることをおすすめします。
何かご不明な点があればお問い合わせください。