口臭対策について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

9月になってもなかなか気温が下がらずに暖かい日が続いていますね。

9月17日に錦町公園で開催されているオクトーバーフェスに行ってきました。

世界各国のビールが飲めるということもあり近所のご家族そろって

お昼前から参加して夕方近くまで楽しみました。

天候にも恵まれキッズスペースもあり子供とも一緒に過ごせて有意義な1日でした。

 

さて今回は口臭対策について説明していこうと思います。

口臭は自分で気づくのが難しいものです。

起床時や空腹時におこる生理的口臭から歯周病や舌苔による口腔内の原因から

糖尿病などの全身疾患からの病的口臭まで様々です。

特に起床時の口臭は1日の中でも一番強く、対策が必要とされています。

口臭には唾液の分泌量と密接に関係しています。

就寝時にはお口の中が乾きやすくなり唾液の作用の一つでもある自浄作用が

弱くなり細菌の増殖がおこることで口臭の悪化に繋がります。

就寝前のブラッシングに加えてデンタルフロスや歯間ブラシの併用をおこない

含嗽剤でうがいをすることで菌の増殖を抑えることが大切です。

 

歯周病の進行でも歯周ポケットに細菌がたまり歯垢や歯石が口臭の悪化になります。

歯周ポケットは歯ブラシだけでは清潔にすることが難しく

歯科医院でおこなう歯垢や歯石除去をおこない歯周ポケット内の細菌数を減らすこと

舌の上に堆積している舌苔も口臭の原因となるため

舌ブラシを使って舌の白くなった部分を優しい力で除去することで

改善が期待できます。

 

糖尿病では口腔内をはじめ体が感染しやすくなるため口臭の中でもアセトン臭といった

甘酸っぱい臭いが特徴的です。

普段の生活から食生活を気をつけ血糖値やHbA1cの値を定期的に把握しておくことが

重要です。

肝機能が低下している状態でもアンモニア臭が発生したり

消化機能の低下でも発酵した卵が腐ったような臭いが発生します。

歯周病は歯科の分野になりますが糖尿病や肝機能のような消化器は内科の分野になるため

受診される場合は注意してください。

 

最近若年層で口腔乾燥症(ドライマウス)でも口臭が報告されているため

水分のこまめな摂取とガムを噛むことで積極的に唾液をだすことが改善策と

いわれています。

 

このように口臭の原因は生理的な口臭から病的な口臭まで多岐にわたるため

今現在口臭でお困りの方は自分がどの原因にあてはまるのか

一度詳しく診査診断をうけることが望ましいです。

何かご不明な点があればお問い合わせください。

よろしくお願いします。