口腔内のトラブルについて

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

朝と夜が10℃前後まで冷える日がでてきましたが皆さん体調お変わりないですか?

先月は宮城県でコロナとインフルエンザの流行の兆しがありましたが今月は少し

落ち着きをみせていますね。

8月に5回目のコロナワクチン接種をおこない10月にインフルエンザワクチン接種を

おこない引き続き体調管理には十分気をつけていきたいと思います。

 

さて今回は口腔内でのトラブルについて説明していきます。

最近お口の中に白いできものがあるといった問い合わせが増えてきました。

白いできものの原因として挙げられる項目は

1、カンジダ症

舌や頬など口腔粘膜に白い膜ができます。

ガーゼで拭うことができ症状としては舌がピリピリしたり味覚がおかしくなることが

あり原因は真菌であることから抗真菌薬を使用します。

口腔内を清潔にブラッシングやうがいをおこない栄養と休養で体調管理をおこない

数週経過をみることで改善が期待できます。

 

2、舌苔

朝起きた時に鏡で口の中でも特に舌の表面に白い苔にようなものが溜まっています。

舌苔とは舌の表面にある凹凸に細菌が堆積したもので口臭の原因にもなります。

お子さんの口呼吸によろもの、高齢者にみられるドライマウスによるもの

口腔内は乾燥することによって起こる原因のため舌ブラシを使って表面の汚れをとり

水分や唾液でお口の中を潤すことで改善します。

 

3、口内炎

頬や舌を誤って噛んでしまい白くなってみえます。

軟膏を塗布して患部を清潔に保ち頬を噛まないうに噛み合わせの調整や

舌を刺激しないように歯の形態修正をおこなうことで改善します。

2、3週間経過しても完治しない場合は大学病院を紹介して精査を

おこなうことがあります。

 

4、白板症

頬の粘膜に白い膜ができカンジダ症と違いガーゼで拭うことができません。

そのまま放置すると口腔ガンになる可能性があり白板の中にびらんや潰瘍など赤い部分も

確認されます。

原因として合わなくなった詰め物や差し歯、合わない入れ歯を長期間使用してることによる

機械的な刺激、喫煙や飲酒など化学的刺激があわさり起こるといわれています。

生活習慣の改善や補綴物のやり直し、入れ歯の製作で口腔内を改善し

合わせて病理組織検査で精査と加療にはいり手術のち経過観察にはいります。

このように白く口腔内にできるものとしていくつか挙げてみましたが

少しでもご不安やご不明な点があればかかりつけ医での相談や紹介を

うけることを推奨します。