口腔環境の改善について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

先日作並に溪流釣りに行ってきました。

子供の時以来の釣りになかなか最初はアタリがなかったものの

何とかニジマスを二匹釣ることができました。

秋の紅葉も深まり自然に癒されつつ貴重な体験ができました。

そろそろ秋から冬へ季節が移り変わりますが皆さん体調管理には

十分お気をつけください。

 

さて今回は口腔環境の改善について説明していこうと思います。

特に最近口臭の改善を主訴に来院される患者さんが増えています。

口臭の改善として皆さんが最初に浮かぶのはブラッシングだと思います。

ただ歯ブラシで落とせる汚れは全体の50%〜60%くらいで残りの汚れがあると

口臭につながります。

デンタルフロスで歯と歯の間、歯間ブラシで歯と歯肉の間まで汚れを

除去することで改善が期待できます。

虫歯によって歯が脱灰すると溶けた歯質の中が細菌の温床となり

その中でも二次カリエスとよばれる詰め物と歯質の間にできる虫歯は

口臭の原因となります。

いくらお口の中の汚れをとっても虫歯もしっかりとりきらないと

意味がありません。

レントゲン撮影をおこない詰め物か被せ物のの中を詳しく確認する必要が

ありますのでかかりつけ医での受診を推奨します。

 

歯周病によって歯肉や歯槽骨がやせると歯周ポケットに汚れがたまり

これも口臭の原因となります。

虫歯は切削でとれるのに対し歯周ポケットの細菌は歯垢、歯石をとることで

改善が期待できます。

歯周ポケットは通常3ミリ以内が正常ですが歯周病の進行によって4ミリ以上

深くなると衛生士がおこなうスケーリング、ルートプレーニングでの処置でなければ

歯周ポケットの汚れをとることが難しいため定期的なパノラマレントゲン撮影で

歯槽骨のレベルや歯周ポケットの値を測定しながら進める必要があります。

 

生活習慣で腸内環境に影響がでると口臭につながる報告もあります。

規則的な食生活で1日朝昼夜と栄養に偏りがないように気をつけ

ヨーグルトなど乳製品を接種することで善玉菌の活性化をおこし

栄養以外にもしっかり6時間以上の睡眠時間を確保することも重要です。

ストレスなどを日常的に溜めてしまうと結果免疫力の低下につながります。

 

このように虫歯、歯周病、生活習慣と口臭は密接な関係があり

高齢者になると口腔乾燥症で唾液が減少することで口臭の悪化が

問題となってきています。

今現在口臭でお悩みやお困りの方は原因について

まず知ることから始めてみてはどうでしょうか?

ご質問などがあればお問い合わせください。

 

よろしくお願いします。