歯の神経をとると何が起こるか

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

2023年も残すところあと1ヶ月ですね。

12月は29日まで診療をおこない

12月30日から1月4日まで休診となるため痛みや腫れなど

歯のことでお困りの方は急患対応も当院では行っているのでお問い合わせください。

2024年は1月5日からのスタートとなりますのでご理解ご協力お願いします。

 

さて今回は歯の神経について説明していこうと思います。

まず歯の神経は言い換えると歯の栄養分です。

おもに血管でつくられているので虫歯が深く削って出血が起きる原因の一つに

神経の露出が挙げられます。

神経をとる抜髄処置をおこなうことで冷水痛や温熱痛の症状が改善します。

ただ神経をとった後にも痛みがなかなか改善しないケースもあります。

皆さんよく歯科医院で説明をうける際に模式図で表された歯の構造を

目にすると思います。

神経は一見すると太い管で表されていますが実際はどうみえるかというと

複雑に枝分かれした形をしていて、そのため細かく枝分かれした神経は

隠れて見つけにくく器具が届くにくい状態です。

神経の入り口や管の数は1人1人異なり迷路のようになっています。

最近ではマイクロスコープといった根管を拡大して治療できる装置やレントゲン撮影以外に

CT撮影をおこなっておらかじめ神経の形や状態の確認をとりながら進めていく

治療が確立されています。

歯根の形でも一体化となっている樋状根、湾曲している根管、さらに余分な根管まで

存在していることもあり神経の除去には期間がかかることもあります。

神経をとる治療は抜歯となる前の最後の治療と考えられているため

神経を抜かなけらばならないほどの虫歯になる前に治療や予防をおこなっておくことが

重要です。

これから年末年始をむかえお子さんでは冬休み、大人では正月休みを控えられているなか

どうしても生活リズムが乱れて食生活も乱れがちになるため

規則正しい生活と毎日のブラッシングを徹底して間食を極力ひかえるような

心構えも大切です。

神経をとる前の予防に力をいれていきましょう。