食べ物を美味しく食べるには

皆さん、こんにちは、衛生士の越久村です。

最近はずいぶんと、寒くなりましたね。

朝晩の冷え込みは冬が来た事を感じさせてくれますね。気を抜いたら風邪を引いてしまいそうですね。

皆さんも風邪を引かないようにお身体にお気をつけ下さい。お家で暖かくなさって下さい。

私は美味しいものを食べる事が大好きです。最近は寒いので、暖かいものが良いですね!!

鍋焼きうどん、ラーメンなどもいいですね!!

皆さんはどんなものが好きですか?

私は小さい頃から両親に、良く噛んで食べるように言われて育ちました。良く噛んで食べると唾液がいっぱいでて、味も良く感じられますし、胃にも優しいです。

今回、食べる事を手助けしてくれる唾液についてお話ししたいと思います。

唾液の働きは6つあると言われています。

  • 消化を助ける

    唾液に含まれる酵素(アミラーゼ)が、食べ物に含まれるでんぷんを分解し、胃で消化されやすい状態にします。

  • 口の清潔を保つ

    口の中の食べカスを洗い流し、口の中をきれいにして虫歯や口臭を防ぎます。

  • 味を感じやすくする

    舌にある味蕾(みらい)に唾液が味のもととなる物質を運ぶことで、食べ物の味を感じることができます。

  • 食べ物を飲み込みやすくする

    かたくパサパサしたものでも、唾液とまざることで、まとまって噛みやすく飲み込みやすい物性になります。

  • 口の健康を保つ

    唾液が口の中の粘膜全体を覆って保湿・保護します。唾液に含まれるカルシウムやリンなどは、歯の再石灰化を促し虫歯になりにくくします。

  • 全身の健康を保つ

    口から入ってくる細菌の増殖を防ぐ「抗菌作用を持っています。

唾液を出やすくするために

まずは、十分な水分補給を心がけましょう。少しずつこまめに摂ることがポイントです唾液は運動や刺激によっても分泌量が増えます。話す・歌う・笑うなど日常的に口を動かすことは、もっとも手軽なトレーニングといえます。
さらに、意識的に唾液の分泌を促すためには、唾液腺マッサージや舌のトレーニングも有効です。
噛み合わせがしっかりできていれば、かための食品を食事に加えてみたり、ガムやするめを噛むのもよいでしょう。酸っぱいものや辛いもので刺激する方法もあります。
水分補給だけでなく、食事による工夫(水分を多く含むメニューを加える、など)も試してみましょう。

注意!

むせやすい方、誤嚥しやすい方は専門家に相談しましょう。

実はとても働き者の唾液。日頃から口の状態に関心を持ち、おいしく食べられるうるおいのある口を保っていきましょう。緊張すると口が渇くように、唾液の分泌量はストレスによっても影響されます。日々ゆったりした気持ちで過ごせるよう、心身両面からのケアをお忘れなく。