歯周治療の流れについて

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

年末年始は皆さんどのように過ごされる予定ですか?

だんだん平常な日常が送れるようになってきている今

帰省や旅行などがしやすくなりましたね。

私は仙台でゆっくり家族と過ごす予定です。

子供がまもなく3歳を迎えるので誕生日祝いの準備を

していこうかなと考えています。

そのためにも12月29日までしっかり皆さんのお口の健康に携わっていきますので

よろしくお願いします。

 

さて今回は歯周治療の流れについて説明していこうと思います。

まずお口の中の検査から始めます。

1、お口の中の状態の確認

2、レントゲン撮影で歯槽骨レベルを確認

3、歯肉や歯周ポケット検査で歯肉や周囲の骨の状態

4、プラーク内の細菌検査で歯周病菌の量や強さについて

5、唾液の検査で緩衝能の値について

一通り診査診断していきます。

 

次に歯周病のレベルが判定できたことろで

歯肉炎であれば歯と歯肉の境目に歯垢が堆積し細菌が出す毒素で歯肉が炎症をおこし

赤く腫れています。

軽度の歯周病であれば歯肉の炎症が進み歯周ポケットが深くなったところに

歯石が沈着して周囲の歯槽骨が溶け始めます。

重度の歯周病であれば歯槽骨がどんどん溶け歯根が露出し始め冷水痛や温熱痛が

生じ歯がグラグラし始めます。

 

治療の流れとして

歯ブラシ指導とスケーリングで歯肉の上の歯石を取り除きます。

その後改善傾向があるかどうか再評価をおこない

お口の中や歯肉等の状態を確認します。

次に歯肉の下の歯石をSRPで取り除きます。

その後再び再評価をおこない

通常であればここまでの治療で歯周病の改善が期待できます。

ただしそれでも進行がみられる場合には

歯周外科治療にはいります。

主に大学病院の専門医に依頼をかけています。

歯周組織再生療法といった

通常であれば抜歯するしかないような歯もこの治療法によって抜かずに維持できる可能性が

高まります。術後数ヶ月から1年程度、健康な歯周組織を取り戻すまでに期間はかかりますが

もし歯の保存を希望する方は一度お問い合わせください。

 

このように歯周治療は

一つ一つの工程にそって進めていくため

改善していく過程にも時間がかかります。

まず抜歯を考える前に歯の保存を最優先に今後考えてかかりつけ医と

相談してみてはどうでしょうか?

なにか歯周病でお困りやお悩みの方はお問いあわせください。

よろしくお願いします。