こんにちは。
仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。
2023年は12月29日まで診療をおこないます。
12月30日から1月4日まで年末年始の休診になるため
ご予約いただく際はお気をつけください。
さて今回は年末年始の歯や歯肉の注意事項について説明していこうと思います。
まずは虫歯の進行です。
小児では前歯の歯と歯の間、奥歯では歯の溝を中心に虫歯が進行する可能性があるため
毎食後のブラッシングに加えて間食の間隔をしっかり守ることが重要です。
食事と食事との間は2時間以上あけて脱灰から再石灰化を促して
どうしても間隔が短くなりそうな時はキシリトール入りのガムやタブレットを取ることで
予防効果が高まりますので参考までに。
大人では忘年会や新年会でアルコールを摂取することで口腔内が乾燥して
虫歯が進行しやすい環境となりブラッシングをせずに就寝することで
より虫歯に罹患しやすくなるため節度を保った生活をお願いします。
次に歯肉炎や歯周病の進行です。
小児では歯と歯肉の境目が赤く発赤する歯肉炎となるため
保護者の方の仕上げ磨きを就寝前におこなうようにしてください。
大人では歯周ポケットが4ミリ以上ある方は歯肉の退縮や歯槽骨の吸収が
起きやすくなる為、通常のブラッシングに加えて歯間ブラシやデンタルフロスの使用で
歯垢を除去し、就寝前にはうがい薬でよく口腔内を洗浄しましょう。
ストレスや睡眠不足などで体調を崩すことで免疫力の低下につながり
歯周病の細菌が増殖しやすい状態になるため栄養と休養をしっかりとり
規則正しい生活を心がけましょう。
次に歯ぎしり、食いしばりです。
小児大人を問わず風邪やストレスや睡眠不足になると
就寝時に歯ぎしり食いしばりが起こります。
長時間続くことで歯のすり減りや起床時の顎の痛みや
進行することで肩こりにもつながります。
体調管理は元よりマウスピースを製作し夜間装着することで
予防していきます。
最後に親知らずです。
とくに下顎の親知らずは斜めや真横に生えている場合、細菌感染がおこることで
急発して周囲の歯肉の腫れや痛みをともなうため患部の洗浄、消毒に加えて
鎮痛薬、抗生物質の服用をおこない患部を清潔な状態にします。
このように年末年始は虫歯や歯周病以外にも歯ぎしり、食いしばり、
親知らずの疼痛などがでやすい時期なので、上述した内容のことで
お困りやお悩みの方は歯科受診をおこない2024年を万全の体調で
むかえてほしいと思います。