根管治療の流れについて

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

2024年新年の挨拶がかなり遅くなりましたが今年も皆さんのお口の健康に携わっていきたいと思いますので
よろしくお願いします。

年末年始は仙台で家族との時間をもつことができ6日間しっかり休養することができました。
初詣では念願の大吉、、、ではなく末吉をひきあて来年こそ大吉をひきあてたいと思います。

さて今回は根管治療の流れについて説明していこうと思います。
まず根管治療とは虫歯の進行により歯髄を取る治療のことを表します。
虫歯の進行状況だとC3の状態です。
虫歯が歯髄まで到達すると症状として現れるのが疼痛です。
何もしてなくてもジンジンした激しい痛みをともない
冷たいもの、温かいものでも持続した痛みが続きます。

根管治療を始めるには
まず患部周囲の歯肉に麻酔を奏功させて上顎であれば5分以上、下顎であれば10分以上
時間を置いたのち虫歯をとりきっていきます。
その際、詰め物や被せ物が入っている場合は除去バーを使って補綴物を外し
患部が清潔になるようにラバーダム防湿をおこなうこともあります。
神経が露出することで出血がおきますが根管の入り口を確かめながら
エンドメーターを使って根の長さを測定します。
前歯であれば単根の場合が多いですが臼歯では2根、3根、と複数存在するため
施設によってはマイクロスコープといった顕微鏡を駆使しながら根管を明示していきます。
汚染された歯の根の部分を清掃したあとは洗浄を繰り返します。
1週間前後を目安に根管のお薬を交換し
痛みや汚れなど症状の改善が認められると次の根管充填にはいります。
根の先までしっかり密封してレントゲン撮影をおこない充填の状態を確認し
上部構造の流れになっていきます。
補強をおこなうための土台をいれてその上に冠をセットして終了となります。
土台の種類もレジン、ファイバー、金属などその特性があるため
どのような補綴をしていくのか事前に情報の共有をおこないます。
保険、自費を含めて最近では白く歯を修復できる歯が増えたため
スタッフやドクターに問い合わせをいただき最終補綴を決定していく流れとなります。
通常は虫歯をとり神経をとり最終補綴がはいるまで2ヶ月から3ヶ月を要するため
根気強く治療を続ける必要があり途中で中断すると抜歯の危険性がでてくるため
今現在治療中の方は最後まで治療におつきあいお願いします。

何かご不明な点があればお問い合わせください。