子供の歯並びについて

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。
寒い時期が続いていますが皆さんお変わりはないですか?
昨年末の検診で体の問題を指摘されて2月13日から18日まで
医院をお休みをいただき入院生活をしていました。
当初は2週間の予定でしたが術後の経過も良好なため
無事体調も回復し19日より通常診療に戻ることができました。
予約の変更などご希望の日時にアポイントが取りづらい期間がでてしまい
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
引き続き体調管理には十分に気をつけていきたいと思います。

さて今回は子供の歯並びについて説明していこうと思います。

4月を迎えると入園や入学の時期になり同時に歯科健診も
始まります。
歯や歯肉の状態はもちろん歯列についての項目もあり
虫歯治療や歯肉炎の予防に加えて矯正を今後必要になるのか
判断することがあります。

一般的に子供の矯正を検討する時期は
乳歯列期の5歳まで、混合歯列期の上下の前歯が永久歯に生え変わる8歳前後
と言われています。

ではどのような症例が矯正治療の対象になるのか
まずは下顎前突です。
上の前歯より下の前歯が前にでている場合は歯の成長や顎の成長に
問題がある可能性があるためまずは相談から始めます。

次に顎変位です。
上の前歯と下の前歯の中心がずれている場合は今後正常に歯列が改善する可能性が
低くなるため矯正歯科を紹介し精査を行います。

よくある質問で乳歯と乳歯の隙間が空いているので
矯正治療が必要なのかといった問い合わせに関しては
成長空隙といわれ生理的変化の一つであるため
隙間の間隔が1ミリ前後である場合は経過観察をおこなっていきます。
この隙間が永久歯に生え変わる際に必要となるため
むしろ必要と考えます。

上顎前突といった上の前歯が出すぎている場合、
叢生といった歯を歯が重なり合っている場合、
開咬といったお口を閉じた際に上下の前歯が開いて噛み合っていない場合
など他に矯正の対象となるケースは色々挙がられますが
上述した2つの症例は当院では矯正歯科との連携をとるようにしています。

比較的若年齢層の方が骨が柔らかく歯が動きやすいとされていますが
中高年になっても矯正を始める方も最近増えているように思えますので
歯並びについてお悩みの方は一度相談や紹介をおこない
すすめてみてはどうでしょうか?

何かご不明な点があればお問い合わせください。
よろしくお願いします。