生活習慣の改善について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

学校検診がおこなわれている中で歯科の項目で要観察、要相談、要治療など
当てはまる項目があった場合はかかりつけ医でより詳しくお口の中を確認して
もらってください。

最近では自治体でフッ素の重要性を理解していただき
保育園や幼稚園からの段階でフッ化物洗口をおこなっているところもあり
その効果が検診にも表れはじめているのを実感しています。

今回は生活習慣の改善について説明していこうと思います。
まず基本として食後の歯磨きの習慣をつけましょう。
お口の中には800種類以上の細菌が生息しているといわれています。
虫歯の原因となるミュータンス菌、虫歯の進行に関わるラクトバチラス菌がいます。
食後ではお口の中が酸性に傾くため歯磨きによって細菌数を減らすことで
予防効果が高まります。

次に食事回数を決めましょう。
お口の中は唾液の働きによって中性に保たれています。
飲食を頻繁におこなうことで常に酸性下にさらされて脱灰が進行し
その結果虫歯になりやすい環境となります。
朝、昼、夜の食事に加えて間食を決めた時間におこなうことで
酸性下から中性そして再石灰化の時間を確保することが重要です。
食事の間隔は2時間以上あけること、もし間隔が短くなる場合には
うがいやお水を飲むことで対応していきます。

次に酸性度の高い飲食物を避けましょう。
スポーツドリンクや炭酸飲料をこまめに摂取することで歯の脱灰がすすみ
柑橘系の果物やお酢を頻繁に摂取することでさらに脱灰が進みます。
運動後の摂取はおすすめできますが日常的に好んでとる場合には注意が必要です。
対策としてはうがいをおこなう、お水で中和するなど酸性化になる時間を少なくすることが
大切です。

最後に一口30回以上の咀嚼をおこないましょう。
たくさん唾液を出すことで緩衝能が働き食後に酸性に傾いたお口の中を中性に戻す役割が
あるため積極的に唾液をだすことを心がけていきます。
特に就寝時には唾液の分泌量が減少するため緩衝能がさがりますので
朝食時や夕食時の食事を取る際の噛む回数を意識しながらおこなっていきます。

このように生活習慣を見直すことで虫歯になりやすい環境を改善して
生活の質の向上にもつながります。
健康寿命が伸びている中でお口の健康を意識して今日から過ごしてみてはどうでしょうか。
皆さんのお口の健康に携われるようにお問い合わせ受け付けておりますので
よろしくお願いします。